2023/10/30、2023/1/13より続いていた、アーティストら(Sarah Andersen, Kelly McKernan, Karla Ortiz)によるStability AI, DeviantArt, Midjourneyの3社に対する集団訴訟が、正式に棄却。
2023年7月の段階で棄却されるだろうと言われていたが、本当に棄却された。
要点は以下の2つ。
具体的な被害を示せないと話が始まらない
「自分のどの絵のどこが誰に侵害されたか具体的に指摘できないが、無断学習された以上自分は絶対に何か被害を受けているはず」というフワフワした主張では無理。とにかく「実際に類似した最終生成物」を持ってこない事には話が始まらない。
「無断学習という概念は存在しない」「学習は常に合法」「最終生成物が類似しているかどうかで責任を負う」とした2023年6月の文化庁見解が追認された形。
逆に言うとLoRA等が作られるようなレベルの著名な作家なら裁判で戦えるという事でもある。
「画像生成AIの学習データは元画像を超圧縮したもの」「画像生成AIはコラージュツール」という反AI業界における有名なデマの否定
歴史と伝統ある非常に有名なデマだが、本件の原告ら3人も同じ主張をしており、裁判所によって否定された。