2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

反AI、表現規制派と合流

2023/6/29、英BBCが、「AI生成された児童性的虐待画像の違法取引が暴露される」というタイトルの記事をリリース。 この記事の趣旨は、タイトルから受ける印象とは異なり、「AI画像だけを選択的に規制しろ」という反AI論ではなく、AIを大義名分にした「欧州基…

NovelAIリーク問題、今さら燃える

2023/6/23、「かたらぎ(Twitter ID: redraw_0)」という人物が、NovelAI(以下NAI)公式から「NAIリークモデルの使用を見かけたら訴えるかもしれない」という言質を取得。いくつかの学習モデルが訴訟を恐れて非公開となる。 前後して、元々「Hello Asuka」「ア…

反AI分裂

2023/6ごろ、先鋭化した反AI原理主義者があまりにも頭が悪そうな感じになってきたせいで、「反AI」という言葉のイメージが著しく悪化。 その結果、「自分は反AIではない、ただ絵を盗んで欲しくないだけ」というような回りくどい言い方で初期の反AIに原点回帰…

NHKデマを流す

2023/6/19、文化庁セミナーを受けての報道で、NHKが「無断学習は著作権侵害」「権利を持つ人の利用許諾がない状態で画像をアップロードすると著作権侵害」と、セミナー内容とは真逆の、ほぼ反AI主義者の主張そのままのデマを流す。

文化庁、セミナー「AIと著作権」開催

2023/6/19、文化庁が著作権セミナー「AIと著作権」開催。6/3に先立って発表されていたPDF書類「AIと著作権の関係等について」を詳しく解説する目的で開催された。 「機械学習は無断が原則かつ無断でも合法」「学習対象の違法性は最終生成物の違法性に影響し…

前提

無断学習 AIによる学習は、著作権法30条4項により原則的に常に無断、かつ無断でも合法なので、反AI主義者がよく使う「無断学習」「違法な学習」という言葉は、そもそもその概念自体が存在しない。 「違法な使用」という概念はある。「何で学習しようが自由だ…

グラミー賞、20%ルールを設定

2023/6/16、アメリカの音楽賞グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーが、「アルバムの20%以上に人間が関わった場合に限って受賞候補に推薦される資格を得る」というローカルルールを制定。 この「20%」という数字がどこからどういう根拠で出てきた…

反AI主義者の主な脆弱性

テキストデータの軽視 絵をディープラーニングする事に対して「無断学習」「盗用」と言って大騒ぎする一方で、絵以外、特に文章のディープラーニングには全く関心がない。Chat-GPTの学習データに問題があると考えた事はないし、機械翻訳サービスも「便利な道…

Fate/Grand Order、反AIに焼かれる

"> "> 2023/6/14、スマートフォン向けゲーム「Fate Grand Order」が、トレーラームービーにいかにもAI生成っぽい破綻した動画を(おそらく演出として)数秒挿入したところ、反AIが群がり、焼かれる。 FGO公式は当該カットがAI生成かどうか明言しておらず、反AI…

デマ③「現状の生成AIはすべて著作権侵害である事が確定した」

2023/6/14、5/17の衆議院文部科学委員会で永岡文部科学大臣が「クリエイターの権利を守る具体的方策につきまして、作風ですとか画風はアイデアにあたりまして、これは著作権法上、著作物には当たりませんが、AIの生成物との関係において、クリエイターの著作…

赤松健議員、反AIに焼かれる

2023/6/10、「第1回US-Asia国際著作権シンポジウム[人工知能と著作権法]」が開催され、著名な元漫画家で現在は参議院議員の赤松健議員が登壇して発言。 反AIとしては「赤松健議員は元漫画家であるから、自分らにとって有利な発言をしてくれるに違いない」…

Adobe社、Fireflyを「商用利用可」と言い切る

2023/6/8、Adobe社が、Generative Fillを含むAdobe Fireflyのエンタープライズ向けサービスを下半期に開始すると発表。大半の画像生成サービスが歯切れの悪い文言を並べる中、「商用利用可」と言い切り、「著作権法上の問題が起きた時にはAdobeが損失を補償…

ゆず、反AIに焼かれる

2023/6/6、ゆず(日本のバンド)が、6/21発売の新曲「SUBWAY」のジャケットにAI生成イラストを採用したと発表。「イラストレータの仕事を踏みにじった」として反AIが群がり、焼かれる。 元々客ではない反AIの間ではゆずが加害者扱いになり、「だったらゆずの楽…

AI絵 事件簿

前提 AIによる学習は、著作権法30条4項により原則的に常に無断かつ無断でも合法なので、「無断学習」「違法な学習」という概念自体が存在しない。「違法な使用」という概念はある。「何で学習しようが自由だが最終生成物で問題を起こせば犯罪」という事であ…

文化庁、「AIと著作権の関係等について」発表

2023/6/3、文化庁が、PDF資料「AIと著作権の関係等について」を公開。 この文書は、特に新しい事は書かれていないが、「機械学習は無断が原則かつ無断でも合法」「学習対象の違法性は最終生成物に波及しない」「AI生成物の違法性は最終生成物に違法性がある…