すがやみつる、反AIに焼かれる

 2024/5/1、「ゲームセンターあらし」等で著名なマンガ家のすがやみつる氏が、フォロワーとのやり取りの中で、AIで生成した「ゲームセンターで遊ぶ少女」のイラストをポストしたところ、反AIが群がり、焼かれる。

 

 

 プロのクリエイターが素人の反AIに焼かれる事例は先月から急増しており、3/18のゴールデンボンバー、3/26の宮島礼吏氏、3/27の里中満智子氏、3/31の面倒くさい/찮아-fevercell氏、4/4の森川ジョージ氏に次いでおそらく6人目。

 

 反AIはいつも通り「物を知らない老人に説教してやろう」という気分で火をつけに行ったのだが、すがやみつる氏は50年以上プロとしてマンガ家をやってきたうえ、デジタルペイントの歴史に関しても、ITの歴史に関しても、生成AIに関しても、並の反AIより遥かに詳しかったので、「釈迦に説法」を地で行く様相となった。

 

 先月のゴールデンボンバーもそうだが、遊び半分でやっている素人と、長年生き残ってきたプロとでは、「適応」という概念に対する覚悟が全く違うのである。

 

 反AIは「全てのクリエイターは必ずAIを拒絶するはず」という一種の宗教的価値観の中で生きており、実際に拒絶しない人間が目の前に現れると、「お前のような奴はクリエイターではない」として切り離すしかなくなっている。それが「反AIによる既存クリエイターへの誹謗中傷・脅迫・リンチ」という結果に繋がっている。