EU AI Act、正式に可決

 2024/3/13、2023/12/8に既に大筋合意していたEU AI actが正式に可決。

 

 これが何なのか、という話は約4ヶ月前に結論が出ている。EU AI actは「エア被害者を保護するために無断学習を規制する」ためのものではない。「米国製の強力なAIだけを規制して足を引っ張りつつ、EU圏内のAIを無規制で開発させて米国に追い付く」ためのものである。

 

 規制は、ChatGPTに代表される強力な米国製AIだけが引っかかり、EU圏内の弱小AIは引っかからないよう巧妙に条件設定してある。そうして時間稼ぎを行い、その間EUのAIをこれまで通り無規制で開発させ、EUのAIもこの規制に引っかかるようなレベルまで成長したら、規制内容を変更して再び引っかからないように仕立て上げる。そういう計画である。

 

 反AI主義者は現時点でLLMや機械翻訳を平然と使用しており、反AIとは言うものの本当に反対しているのは画像生成だけというダブルスタンダード状態だが、その観点で言うと、オープンソースかつ個人使用が大半の画像生成AIはEU AI actの規制要件から外れるため、この法案成立による反AI的な成果はほとんどないとみられる。

 

https://www.soumu.go.jp/main_content/000826707.pdf

https://wintermutex.hatenablog.com/entry/2023/12/11/192603