mimic事件

 2022/8/29、ラディウス・ファイブ社が、15〜30枚程度のイラストから一時的に画風を学習し、似たタッチのイラストを生成するサービス「mimic」のベータ版をリリース。

 

 このサービスは顔認識技術をベースにしており、模倣できるのは頭部限定で、後に登場する深層学習系AIとは全く比較にならないぐらいパワーが弱く、ほとんど実用性はなかった。

 

 なかったのだが、イラストレータ業界は激しく反応。リリース直後から「他人のイラストを盗用した贋作が大量に生成される」「他人のイラストを学習させるなど言語道断」といった反応が続出。最終的にラディウス・ファイブ社のみならず開発に協力したイラストレータ個人への誹謗中傷・嫌がらせが始まり、サービスは僅か1日で停止になった。

 

 結果として、これが反AIによる国産AIサービス潰し第一号として記録されている。