Glaze、再び表舞台に立つ

 2023/8/2、機械学習阻害ツールGlazeが、webサービス版のリリースを発表。

 

 反AIツールであるGlazeが内部でAI技術を使用していることは、2023/2の登場時から指摘されていたが、率直に言ってGlaze自体が技術者には見向きもされていなかったので、詳しい内部構造についての調査は進んでいなかった。しかし今回、GlazeがStable Diffusionの学習データそのものを内部に組み込んでいる事が判明。

 反AI主義者は「生成AIは無断学習で作った学習データを用いているから泥棒ツール」というような筋立てで批判してきたが、その定義だとGlazeも泥棒ツールという事になる。

 

 またGlazeによってノイズを合成した画像は、その時点で「人工知能等の技術による機械的な方法によって生成されたコンテンツが含まれる内容」になるので、skebおよびXfolioルールに抵触し投稿資格を失う。

 

 なおGlazeが本当に機械学習を阻害できるのかどうかは現在も不明。