デマの温床Creativity Machine裁判、判決が出る

 2023/8/18、長らくデマの温床となっていた米国のCreativity Machine裁判で判決が下り、それに伴って代表的な反AIデマの1つである「AIで生成した画像には著作権がないので転載・二次利用し放題」が3度目の復活。

 このデマには概ね以下のような問題がある。

 

 ①Stephen ThalerのCreativity Machine裁判は、一般にイメージされるような「AIで生成した画像を登録しようとして拒否された」という事例ではない。「AIそのものを著作権者として登録しようとして拒否された」という非常に特殊な事例である。

 ②出力後の人的な修正が一切ない、いわゆる「ポン出し」だけを議題にしている。

 ③ControlNetすら存在しない時代に発生した事例であり、非常に古い。

 ④2023/6/19に文化庁が「創作意図と創作的寄与があればAI絵にも著作権は認められる」と公式に発表し、この主張を否定している。

 

 この裁判から得られる知見は特にない。

 

URLs:

https://wintermutex.hatenablog.com/entry/demagogue

https://www.theverge.com/2023/8/19/23838458/ai-generated-art-no-copyright-district-court