手塚憲一事件

 2023/8/22、漫画家の手塚憲一(桐木憲一)が、8/8頃から、風の谷のナウシカAKIRASLAM DUNK等の著名な作品の公式イラストおよびフィギュア商品画像を、low strength i2iで僅かに改変して公開していたとして炎上。二次創作云々以前にほぼ元絵そのままなので、仮にこれが手描きでも著作権侵害にあたる。

 

 他人の手描きイラストにlow strength i2iを使用して嫌がらせをする人間は、今となっては特に珍しい存在とは言えないのだが、手塚憲一が故・手塚治虫の義理の息子であったこと、手塚憲一自身がプロの漫画家であること、そしてここまで有名な作品の公式イラストにlow strength i2iを使おうとした人間がこれまで存在しなかったこと等から注目を集めた。

 

 その後手塚憲一は一連のTweetを消去、謝罪文らしき怪文書を残して逃走した。

 

 手塚憲一はこれらの絵を手描きだと詐称していないが、AI生成を疑うコメントをブロックで処理したり等はしていたので、それなりに騒がれたくないという意図はあったようである。しかし随所にGen-AI特有の破綻がみられ、修正しようという意思もなかったようなので、全体的に何がしたかったのかよく分からない。